4|Prudential
(1)営業利益の構造
Prudentialは、営業利益(operating profit)の構造を地域別に開示しており、以下の図表の通りとなっている。
グループ全体の「スプレッド収入(Spread income)」は、低金利環境下での利回り低下等により、毎年低下してきており、2018年は105bps(2017年 126bps、2016年 141bps、2015年 158bps)となった。これにより、スプレッド収入は2017年の1,122百万ポンドから19.9%減少((比較可能ベースでは、1,090百万ポンドから17.5%減少、以下同様)して、899百万ポンドとなった。
一方で、「手数料収入(Fee income)」は、2,609百万ポンドから2,711百万ポンドに3.9%増加(2,518百万ポンドから7.7%増加)し、「保険引受けマージン(Insurance margin)」が2,302百万ポンドから2,480百万ポンドに19%増加(2,223百万ポンドから11.6%増加)した。これらは高い資本効率商品へのシフト戦略の結果によるものである、としている。 「収益マージン(Margin on revenues)
6」は、2,287百万ポンドから2,254百万ポンドに1.4%減少(2,210百万ポンドから2.0%増加)した。「費用(Expenses)」は4,243百万ポンドから4,225百万ポンドでほぼ横ばい(3,967百万ポンドから6.5%増加)した。