急増する外国人の居住状況

2018年12月03日

(吉田 資) 不動産市場・不動産市況

■要旨
 
  • 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態および世帯数」によれば、日本人は減少し続けているのに対し、外国人が著しく増加している。特に、住宅の需要に大きな影響を及ぼす若年層(15歳~29歳)と中壮年層(30歳~64歳)では、外国人の存在感は急速に高まっている。また、首都圏だけでなく、地方の市区町村にもその動きは広がっている。
     
  • 今後も、政策の後押しを受けて、外国人留学生および労働者の流入は続くと見込まれる、そこで、本稿では、増加する外国人の居住状況を概観し、住宅市場に与える影響について考察した。

■目次

1――はじめに
2――外国人の居住状況
  (1)概況
  (2)外国人留学生の住居の特色
  (3)業種別にみた外国人労働者の住居の特色
3――外国人を取り巻く住宅仲介の状況
4――おわりに

金融研究部   主任研究員

吉田 資(よしだ たすく)

研究領域:不動産

研究・専門分野
不動産市場、投資分析

経歴

【職歴】
 2007年 住信基礎研究所(現 三井住友トラスト基礎研究所)
 2018年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 一般社団法人不動産証券化協会資格教育小委員会分科会委員(2020年度~)

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