中村 亮一()
研究領域:保険
研究・専門分野
2―今回のCPの全体概要
EIOPAは、ソルベンシー資本要件の見直しのための第2の助言セットについて協議にかける
今日、EIOPA(欧州保険年金監督局)は、指令及び委任法で予見されたソルベンシーIIのソルベンシー資本要件(SCR)のレビューのための第2の助言セットに関するコンサルテーション・ペーパーを発行した。 この協議は、2017年10月30日に欧州委員会に提出された助言の対象ではないSCR標準式の見直しにおける残りの要素に焦点を当てている。
この協議により、EIOPAは、以下の目標で、重要なソルベンシーIIレビュープロセスを続ける。
・保険業界に比例的で、技術的に堅牢で、リスクに敏感で一貫した監督体制を確保する
・可能な簡素化を提案する
EIOPAは、SCR標準式の包括的な側面について協議しており、繰延税金の損失吸収能力、損害保険及び生命保険引受リスクの計算、カタストロフィリスク、未格付債務及び未上場株式のような主要サブモジュールやリスクマージンの計算における資本コストなどの他のトピックに関するステークホルダーのフィードバックを求める。
ステークホルダーの反応は、技術的に健全な助言とSCRレビューの目的を達成するための情報に基づく意思決定を行う上で重要である。EIOPAは、既にコンサルテーション・ペーパーの作成中にステークホルダーとの重要な対話に取り組んでいる。
協議の結果、2018年2月末までに欧州委員会に提出される第2の助言が得られる。協議期間は2018年1月5日金曜日に終了する。
研究領域:保険
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