中村 亮一()
研究領域:保険
研究・専門分野
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2017年11月17日
財務省報告書に関するACLI
米国生命保険協会(ACLI)のDirk Kempthorne 会長兼CEOは、米国財務省の金融安定監督評議会(FSOC)の指定に関する次の声明を発表した。
ワシントンD.C.(2017年11月17日) - 「米国生命保険協会(ACLI)は、金融安定監督評議会(FSOC)の指定に関する報告に対し、Steven Mnuchin 財務長官と財務省に対して敬意を表する。」
「ACLIは報告書全体をレビューしているが、指定プロセスにおける関与の強化と透明性への強調に元気付けられている。いかなる生命保険会社も、システム上重要であると指定されるべきではない。報告書は、以下の点を正当に認識した。」
・保険会社をシステミックであると指定することは、金融安定性に対する潜在的なリスクに対処するための効果的又は効率的なアプローチではない。
・FSOCは、潜在的なシステミックリスクに対処することを含む、州の保険監督当局の洞察と専門知識を活用すべきである。
・指定分析は、より厳密で透明性が高く一貫性を提供するよう改革されるべきである。
・FSOCは指定されたノンバンク金融会社に対して、その指定につながる特定のリスクをより明確にはっきりと述べるべきである。
「財務省はまた、金融監督当局との緊密な連携を含め、FSOCが、主たる監督当局との緊密な調整に取り組むことを通じて、金融サービス業界全体のシステミックリスクを特定するための3段階のプロセスを実施することを勧告し、個々の保険会社を厳格な連邦監督に指定することは、 システミックリスクを軽減するための最善のアプローチではない、と指摘した。」
「生命保険業界は、政府のプログラムへの圧力を緩和しつつ、米国民が金融上の将来の準備を支援するのを手助けしている。私たちは、民間セクターのセーフティネットとしての業界の役割を強化するイニシアチブについて、Mnuchin 財務長官及び他の政策立案者と協力することを楽しみにしている。」
4―まとめ
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