中村 亮一()
研究領域:保険
研究・専門分野
・フィールドテストの演習は、全ての潜在的なIAIGや他の関心のあるグループ(ボランティアグループ)にも及ぶ。2017年のフィールドテストには、いくつかの新しいボランティアグループが参加している。
・演習には、IAISがICS Version2.0で解決しようとしている技術的問題及び契約上の問題に関する拡大されたデータ要求が含まれている。 提供されるオプションを含む拡大フィールドテストのためのICS Version1.0の設計と較正は、必ずしもICS Version2.0に対して行われる意思決定を示すものではない。拡大フィールドテストのためにICS Version1.0で検討されているオプションは、必ずしもICS Version2.0で検討される唯一のオプションではない。 むしろ、2017年のフィールドテストは、IAISがフィールドテストで指定されたオプションだけから選択するという制限を設けることなく、将来の方向を啓発するために十分なデータを収集するように設計されている。
(参考)2016 ICS CDのカバーする範囲等
2016 ICS CDは、先に述べた、(1)評価方法(valuation)、(2)適格資本リソース(qualifying capital resources)、(3)ICS資本要件を決定するための標準手法(standard method for determining the ICS capital requirement)に加えて、(4)グループの範囲(ICS算出の境界線)、(5)税に対する全体論的アプローチ(holistic approach)に対する予備的考察、をカバーしていた。
ただし、以下のような長期的な戦略問題は含まれていなかった。
(a)内部モデル(ICS Version 1.0からICS Version 2.0への発展の中で検討される)
(b)実践におけるICSの比較可能性の評価手法
(c)ICSがIMFのFSAPの一部となる可能性
(d)ICS Version 2.0が消費者や投資家の教育を含むパブリックに対して伝達される方法
(e)既存の監督制度からICSの実施への移行措置
(f)グループベースの連結資本要件として、ローカルな法的単体資本要件とICSの間の相互作用
(g)資本の代替可能性
4―今回の ICS Version 1.0の具体的内容-保険負債評価の割引率-
研究領域:保険
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