「マーケットシェア」の意味するものは何か?-電気・電子産業における有力「下請企業」の出現等の構造変化に着目して-

2017年04月27日

(平賀 富一)

■要旨

スマートフォン・薄型テレビ・パソコンや半導体等の電気・電子産業において、モジュール生産(組み合わせ生産)のトレンドが進行する中、業界における主要プレーヤー(企業)として、製造工程(工場設備)をもたない「ファブレス」と、製造を他社から受託するEMSや半導体ファウンドリの増加という構造変化がある。かかる環境下においてマーケットシェアの意味合いも変化している。さらに大手EMS・ファウンドリは、かつての下請企業のイメージとは異なり伝統的な大企業にも比肩する業績・業容となりその存在感を増している。

■目次

1――電気・電子産業の有力企業と業界内での構造変化
2――有力「下請企業」の出現とその背景、生産方式の変化
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