なお、2016年末のソルベンシーIIポジションには、(1)Crédit du Nord(Société Généraleの子会社)との生命保険ジョイントベンチャーであるAntariusにおけるAvivaの株式持分の50%のSogecap(Société Généraleの子会社)への売却(剰余が2億ポンド増加)、(2)税務上の欠損金に関する税控除を制限する英国の税制改正による将来の影響(剰余が4億ポンド減少)、という2つの見積もり調整が含まれている。
また、2016年には、Friends Life Limited とFriends Life and Pensions Limitedの無配当ファンドを含むように内部モデルの適用範囲を拡大している。
7|Zurich
Zurichは、ソルベンシーII制度の対象会社ではないが、ソルベンシーIIに同等と考えられているSST(スイス・ソルベンシー・テスト)による数値と社内の経済ソルベンシー比率であるZ-ECM(Zurich Economic Capital Model)を公表している。SST比率は2015年末に、規制の変更等により、低下している。SSTの報告は年1回である。