「投資家への手紙」-投資家との「建設的対話」に臨んだ企業の所感

2016年12月08日

(江木 聡)

■要旨

世の中には、もらって嬉しいかは別にして、投資家が株式発行企業に宛てた「投資家からの手紙」というものがある。今や、投資家と企業とは、建設的に対話する関係である。そうであるなら、企業が投資家に対し「投資家への手紙」を差し出してもいいだろう。投資家から尊敬を集める経営者が、投資家との建設的対話に臨んでみたところ、どのような所感を得たのか、投資家も関心があるはずだ。本稿が、企業と投資家が建設的対話を進める上で僅かでも参考になれば幸いである。

尚、本稿の内容は筆者の所属組織を代表するものではなく、筆者個人の意見や解釈に基づくものであり、本稿から生じる責はすべて筆者に帰する。

■目次

1――今度は企業から投資家へ手紙を出す
2――「投資家への手紙」・・・建設的対話の所感
3――「建設的対話」の実態
4――企業価値を共に創造するパートナーとして
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