冒頭に述べたように、サンフランシスコ中心地区のオフィス賃料は金融危機後に著しく上昇してきている。C&Wによれば、募集賃料は2009年末に33.31ドル/sf 4で底打ちした後、上昇を続け、15Q3は$66.71/sf(年)まで上昇、約2倍の水準となっている。これはJones Lang LaSalle(以下、JLL)のデータでもほぼ同様で、2009年末の平均募集賃料$31.37/sfから、15Q3は$66.8/sfまで上昇している。しかしドットコム・バブルとも呼ばれる2000年のピーク時には$93/sf(JLL)で、まだその水準には達していない。