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金融政策
金融政策・市場の動き(1月)~2010年の市場テーマ:過剰流動性の吸収、新興国バブル、財政規律
2010年01月08日
(矢嶋 康次)
(上野 剛志)
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金融政策
金融市場・外国為替(通貨・相場)
Weekly エコノミスト・レター
金融市場の今年のテーマは「転換、出口」。金融政策では資源バブル、新興国バブルの懸念を高めている過剰流動性をどう収束に向かわせるのか、米国の利上げがスムーズに開始できるのか、中国もうまく引き締めが行なえるかがポイント。財政面ではソブリン債格下げの動きが米国、日本などにどのように伝播してくるのかだろう。
(日銀金融政策)2010年は多くの中央銀行が出口を模索することになるだろう。しかし日銀は特に年前半はさらなる追加緩和を模索する局面と各国とは金融政策の方向性がまったく異なることになりそうだ。
(長期金利)米国では早期利上げ観測から長期金利が上昇しているが、国内では景気2番底懸念、デフレなどが長期金利上昇を抑える強い要因となっている。日本国債の格下げという時限爆弾は抱えながらも日銀の超低金利長期化のもと、引き続き債券相場は低位安定が続くと予想される。
(為替)米国で早期利上げ観測が強まっていることがドル高の流れを作っている。しかし、米景気実態は緩やかな回復にとどまり、早期利上げという楽観論の修正が年前半に入ると見ている。その修正の過程で一旦円高に振れると読む。
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