基礎から理解する年金改革(1)給付水準50%とは何か?

2004年04月01日

(中嶋 邦夫) 公的年金

本誌では、これまで公的年金改革論議のポイントについて取り上げてきたが、誌面の都合上、基本的な用語について説明が不十分だった。そこで、今号からシリーズで、基本的な用語を手がかりに今回の年金改革を解説していきたい。「理解不十分のまま、国民的意思決定がなされた」と後代から誹りを受けぬよう、読者の皆さんと一緒にしっかりと考えていきたい。まず、数回にわたって給付水準について考えていく。

保険研究部   上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任

中嶋 邦夫(なかしま くにお)

研究領域:年金

研究・専門分野
公的年金財政、年金制度全般、家計貯蓄行動

経歴

【職歴】
 1995年 日本生命保険相互会社入社
 2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
 2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)

【社外委員等】
 ・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
 ・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
 ・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
 ・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)

【加入団体等】
 ・生活経済学会、日本財政学会、ほか
 ・博士(経済学)

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