また、事業部門別についての追加情報としては、以下の内容が述べられている((日本語参考訳からの抜粋に基づく)。
(1)損害再保険事業(P&C Re)
・新型コロナウイルス関連の保険金支払額と準備金を除くと、損害再保険事業の2020年の純利益は、2019年の3億9,600万米ドルから増加し、13億米ドルになりました。新型コロナウイルスによる損失を除いたROEは13.2%
・新型コロナウイルスに関連する損害再保険事業の保険金支払額及び準備金は19億米ドルに達し、米国会計基準純損失額は2億4,700万米ドル、損害再保険事業の新型コロナウイルス関連損失額の約80%は、物的損害を伴わない事業中断保険、イベント中止・延期保険、損害賠償責任保険及び保証・信用保険に関する既発生未報告損害(IBNR)準備金である。
(2)生命・医療再保険事業
・新型コロナウイルス関連の保険金支払額と準備金を除くと、生命・医療再保険事業の2020年の純利益は、ROI 3.7%という好調な投資実績に支えられ、8億5,500万米ドルとなった。新型コロナウイルスによる影響を除いたROEは10.4%だった。
・新型コロナウイルス関連の保険金支払額と準備金を除くと、生命・医療再保険事業の2020年の純利益は、ROI 3.7%という好調な投資実績に支えられ、8億5,500万米ドルとなった。新型コロナウイルスによる影響を除いたROEは10.4%となった。
(3)コーポレート・ソリューションズ
・新型コロナウイルス関連の損失を除いた場合、コーポレート・ソリューションズは、2019年の6億4,700万米ドルの純損失から、2020年は3億9,300万米ドルの純利益まで回復した。
・新型コロナウイルスに関連する保険金支払額と準備金は、2020年通年で合計9億4,300万米ドルとなり、米国会計基準純損失は3億5,000万米ドルとなった。損失の約40%は、コーポレート・ソリューションズが2019年に撤退したイベント中止保険に関連して予想される支払保険金の準備金で、損失の3分の1は事業中断保険に関連する損失、その他の損失は主に保証・信用保険の支払保険金に関連するものだった。
(4) ライフ・キャピタル
・ライフ・キャピタルは、主にオープンブック事業への継続的な投資により、2020年に2億6,500万米ドルの純損失を計上しました。新型コロナウイルスに関連する損失は、 2,700 万米ドルにとどまった。