EIOPAがソルベンシーIIレビューに関する第2の助言セットを欧州委員会に提出(3)

2018年04月02日

(中村 亮一) 保険計理

■要旨

ソルベンシーIIのレビューに関して、EIOPA(欧州保険年金監督局)は、2018年2月28日に、「ソルベンシーII委任規則の特定項目に関する欧州委員会へのEIOPAの第2の助言セット」(以下、「第2の助言セット」という)をまとめて、欧州委員会に提出した、と公表した。

前回の基礎研レポート「EIOPAがソルベンシーIIレビューに関する第2の助言セットを欧州委員会に提出(2)」(2018.3.28)では、この第2の助言セットについて、そのEIOPAによる助言のうちの資産運用に関係する項目の一部について報告した。

今回のレポートでは、資産運用に関係する残りの項目について報告する。

■目次

1―はじめに
2―今回のEIOPAによる第2の助言セットの具体的内容-資産運用関係(その2)-
  1|XI.非上場株式
  2|XII.戦略的株式投資
  3|XIII.カウンターパーティデフォルトリスクの簡素化
  4|XIV.CCPsへのエクスポジャーの取扱とEMIRに起因する変更
  5|XV.ルックスルーアプローチの簡素化
  6|XVI.グループレベルでのルックスルーアプローチ
3―まとめ
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