生命保険の普及状況-世帯加入率、浸透率、人口に対する保有契約の割合

2016年10月25日

(小林 雅史)

■要旨

わが国の生命保険の加入率については、生命保険文化センターの2人以上の世帯に対する調査である「生命保険に関する全国実態調査」での「世帯加入率」が著名である。

また、同じく生命保険文化センターの18~69歳の男女を対象とした個人調査である「生活保障に関する調査」での「生命保険・個人年金保険加入率」もある。

こうしたアンケート調査のほかに、生命保険の普及状況について数値化したものとして、「生命保険浸透率」(生命保険普及率、GDPに対する生保収入保険料の割合)という概念がある。

また、人口に対する保有契約の割合も生命保険の普及状況の尺度とされる場合がある。

生命保険の普及状況に関する数値を振り返ることで、わが国における生命保険への指向の変遷について紹介したい。

■目次

1――はじめに
2――生命保険文化センターによる調査
  1|生命保険に関する全国実態調査
  2|生活保障に関する調査
3――生命保険浸透率
4――人口に対する保有契約の割合
5――おわりに
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