国際的な保険資本規制の最近の動向-保険監督者国際機構などにおけるここ数ヶ月の動き

2014年11月25日

(安井 義浩) 保険計理

【要旨】

保険監督者国際機構(IAIS)を中心に、保険初の国際資本規制である「BCR」、グローバルにシステム上重要な保険会社への上乗せ規制である「HLA」、そして保険資本規制の完成形「ICS」の検討が急ピッチで進められている。現在BCRは原則と具体案が公表され、またHLA、ICSは基本的な原則が提示され、今後市中協議などが行われることになっている。2016年までにほぼ完成され、2019年の適用が予定されている。

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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