年金改革ウォッチ 2014年10月号~ポイント解説:公的年金の分かりやすい情報発信

2014年10月07日

(中嶋 邦夫) 公的年金

1 ―― 先月までの動き
 年金部会および企業年金部会では、前回までに整理された課題に基づいて具体的なテーマでの議論がそれぞれ進められました。「公的年金の分かりやすい情報発信モデル事業検討会」は、3つの事業(業務支援ツール・通信研修モデル・情報発信モデル)について年度内での完成を見込んでいます。

2 ―― ポイント解説:公的年金の分かりやすい情報発信
 公的年金制度にとって、財政の健全性と国民の信頼や納得は車の両輪です。また、制度(仕組み)が、その目的に沿って運営されることも重要です。本稿では「公的年金の分かりやすい情報発信モデル事業検討会」の取組みを紹介し、1年後に控えた公的年金の新たな事務上の課題を確認します。

保険研究部   上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任

中嶋 邦夫(なかしま くにお)

研究領域:年金

研究・専門分野
公的年金財政、年金制度全般、家計貯蓄行動

経歴

【職歴】
 1995年 日本生命保険相互会社入社
 2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
 2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)

【社外委員等】
 ・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
 ・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
 ・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
 ・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)

【加入団体等】
 ・生活経済学会、日本財政学会、ほか
 ・博士(経済学)

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