【8月米ISM製造業指数】予想に反して改善、非常に強い結果

2014年09月03日

(高山 武士) 欧州経済

【要旨】

結果の概要:予想に反して改善

9月3日、米サプライマネジメント協会(ISM)は製造業の景況感を示す8月の製造業指数(PMI)を公表した。結果は59.0となり前月(57.1)から改善、小幅悪化を見込んでいた市場予想(57.0、Bloomberg集計の中央値)に反して2011年3月以来となる高水準まで上昇した1

8月は総合指数が前月から上昇、また先行性の高い新規受注指数も改善しており、先行きの事業環境にも期待が持てる内容だった。注目度の高い雇用指数は小幅に悪化したが、過去と比べ高い水準を維持しており、良好な結果だったと言える(詳細はPDFを参照)。
 
1 季節調整済の数値。以下、特に断りがない限り、季節調整済の数値を記載している。

経済研究部   主任研究員

高山 武士(たかやま たけし)

研究領域:経済

研究・専門分野
欧州経済、世界経済

経歴

【職歴】
 2002年 東京工業大学入学(理学部)
 2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
 2009年 日本経済研究センターへ派遣
 2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
 2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
 2014年 同、米国経済担当
 2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
 2020年 ニッセイ基礎研究所
 2023年より現職

【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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