三尾 幸吉郎()
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○ 7月18日、中国国家統計局は2014年6月の住宅販売価格変動状況を発表した。景気減速に伴って住宅販売が激減、在庫が膨らむ中で、販売業者が値引きを積極化する一方、購入予定者は様子見姿勢を強め、新築住宅価格は今年4月をピークに2ヵ月連続の下落となった。中古住宅市場では、北京市で3ヵ月連続の下落となるなど大都市での下落も目立ってきた。
○ 中国の住宅価格は下落局面に入ってきており、引き続き今後の下落期間と幅に注目したい。最近、不動産規制には緩和の兆しがでてきたが、不動産価格の下落は船が軌道修正する時のように直ぐには反応せずしばらく下落が続くことが多い。直近2回の下落局面では、いずれも小幅かつ短期の調整に留まったが、今回もソフトランディングするのか要注目である。
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