【6月米ISM製造業指数】景況感の良さを再確認

2014年07月02日

(高山 武士) 欧州経済

【要旨】

結果の概要:景況感の良さを再確認

7月1日、米サプライマネジメント協会(ISM)は製造業の景況感を示す6月の製造業指数(PMI)を公表した。結果は55.3となり、前月(55.4)からほぼ横ばいとなった(詳細はPDFを参照)。

市場予想が55.9(Bloomberg集計の中央値)であったため、予想を下回る結果となったものの、先行きの動向を示す新規受注が拡大を続けているなどの好材料もあり、それほど悲観する必要もないだろう。強いて言えば雇用指数が伸び悩んでいるため、雇用環境の改善が遅いことに懸念が残るものの、総じて見れば、景況感の良さを再確認できた内容であったと言える。


経済研究部   主任研究員

高山 武士(たかやま たけし)

研究領域:経済

研究・専門分野
欧州経済、世界経済

経歴

【職歴】
 2002年 東京工業大学入学(理学部)
 2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
 2009年 日本経済研究センターへ派遣
 2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
 2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
 2014年 同、米国経済担当
 2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
 2020年 ニッセイ基礎研究所
 2023年より現職

【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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