【5月米ISM製造業指数】米国経済の強さが確認できる良好な結果

2014年06月03日

(高山 武士) 欧州経済

【要旨】

結果の概要:改善が続く

6月2日、米サプライマネジメント協会(ISM)は製造業の景況感を示す5月の製造業指数(PMI)を公表した。結果は55.4 となり前月の54.9から改善、市場予想の55.5(Bloomberg集計の中央値)とほぼ同水準となった(詳細はPDFを参照)。

今回はISMが当初公表した値に誤りがあり、2度の修正がされたため、株価も大きく変動する場面があったが、PMIの内容自体は米国経済の強さが確認できる良好な結果だったと言える。ただし、構成指数のうち雇用指数は他の項目と比較とすると勢いに欠け、やや懸念も残った。

経済研究部   主任研究員

高山 武士(たかやま たけし)

研究領域:経済

研究・専門分野
欧州経済、世界経済

経歴

【職歴】
 2002年 東京工業大学入学(理学部)
 2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
 2009年 日本経済研究センターへ派遣
 2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
 2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
 2014年 同、米国経済担当
 2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
 2020年 ニッセイ基礎研究所
 2023年より現職

【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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