エマージングリスクの検討状況-昨今の動きと北米での意識調査の概要

2014年05月27日

(安井 義浩) 保険計理

【要旨】

エマージングリスクについては、それを特定し、さらに顕在化した際の対応策を考えるべく、世界規模でいくつかの研究機関で、意識調査などが行われている。今般、北米を中心とした調査結果が公表されたので結果を紹介する。またエマージングリスクは、保険会社のERMの枠組みにおいても意識されているものの、具体的な規制に向けて検討途上のようであり、今後の動向に注目していきたい。

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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