海外年金基金レポート 第8回=CalPERS等に見る運用人材の報酬水準=

2013年12月19日

(前田 俊之)

■要旨

これまでのレポートでは海外年金基金の全体組織と運用組織を取り上げましたが、今回は運用組織で働く専門人材の報酬に焦点を当ててみたいと思います。

「公的・準公的資金の運用・リスク管理等の高度化等に関する有識者会議」(以下、有識者会議)の報告書では「運用対象の多様化やリスク管理の高度化を図るためには第一線の専門人材が必要であり、報酬体系の見直しを含めた対策が不可欠である」と述べています。一般的に海外の運用機関で働く人材は給与が高いと思われていますが、年金基金の場合はどうなのでしょうか。シリーズ最終回となる今回は、米国CalPERSを中心に運用人材の報酬水準について考えてみます。

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