発行が再開された物価連動国債との付き合い方

2013年12月04日

(新美 隆宏)

10月8日に、5年2ヶ月振りに物価連動国債の入札が行なわれ、3,482億円が発行された。同債券は、今後も定期的に発行される予定である。物価の動向を考えると、アベノミクスへの期待による行き過ぎた円高の解消や2年で2%の物価上昇を目指す日銀による量的・質的金融緩和政策、消費税率引き上げの影響などにより上昇傾向が続くと考えられる。そこで、年金運用を考える上での物価連動国債との付き合い方について少し整理してみたい。

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