発行が再開された物価連動国債との付き合い方

2013年12月04日

(新美 隆宏) 成長戦略・地方創生

10月8日に、5年2ヶ月振りに物価連動国債の入札が行なわれ、3,482億円が発行された。同債券は、今後も定期的に発行される予定である。物価の動向を考えると、アベノミクスへの期待による行き過ぎた円高の解消や2年で2%の物価上昇を目指す日銀による量的・質的金融緩和政策、消費税率引き上げの影響などにより上昇傾向が続くと考えられる。そこで、年金運用を考える上での物価連動国債との付き合い方について少し整理してみたい。

総合政策研究部   上席研究員

新美 隆宏(にいみ たかひろ)

研究領域:

研究・専門分野
金融・経済政策、企業年金、資産運用・リスク管理

経歴

【職歴】
 1991年 日本生命保険相互会社入社
 1991年 ニッセイ基礎研究所
 1998年 日本生命 資金証券部、運用リスク管理室
 2006年 ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)
 2011年 ニッセイ基礎研究所
 2015年 日本生命 特別勘定運用部、団体年金部
 2025年 ニッセイ基礎研究所(現職)

【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 認定アナリスト

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