16歳からの介護保険-中国の「公的介護保険制度」に向けた新たな取組み-

2013年09月12日

(片山 ゆき) 中国・アジア保険事情

■要旨

中国では公的介護保険制度は本格導入されていないが、地域によっては実験的な取組みが始まっている。山東省青島市では、昨年、施設や医療機関での長期療養、更に在宅での療養や介護に焦点を当てた制度が全国で初めて導入された。

本稿では青島市の制度の特徴的な仕組みについて、2000年からスタートしている日本の制度との比較をしながら考察する。

保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき(かたやま ゆき)

研究領域:保険

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴

【職歴】
 2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
 (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
 ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
 (2019年度・2020年度・2023年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
 ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
 日本保険学会、社会政策学会、他
 博士(学術)

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