まちづくりレポート|都心と郊外、ふたつの再生戦略 -福岡市の都市再生と低層住宅地の容積率緩和

2013年03月15日

(塩澤 誠一郎) 土地・住宅

■見出し

1――はじめに
2――福岡市の概要
3――都心部のまちづくり
4――郊外住宅地の容積率緩和
5――都心と郊外ふたつの再生戦略

■はじめに

福岡市は、2012年1月に郊外低層住宅地の容積率緩和を制度施行した。一方、同時期に福岡都心地域が「特定都市再生緊急整備地域」に指定された。前者は郊外住宅地の高齢化を食い止める措置であり、後者は、建物更新を進めて機能強化を図る、民間投資を引き出す効果が期待されている。言わば、郊外の住宅地再生と都心部の都市再生、ふたつの再生戦略に着手した福岡市のまちづくりをレポートする。

社会研究部   都市政策調査室長・ジェロントロジー推進室兼任

塩澤 誠一郎(しおざわ せいいちろう)

研究領域:不動産

研究・専門分野
都市・地域計画、土地・住宅政策、文化施設開発

経歴

【職歴】
 1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
 2004年 ニッセイ基礎研究所
 2020年より現職
 ・技術士(建設部門、都市及び地方計画)

【加入団体等】
 ・我孫子市都市計画審議会委員
 ・日本建築学会
 ・日本都市計画学会

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