「すてる」と「つくる」をつなぐ仕事-アップサイクルによるモノづくりと、まちづくり

2013年03月01日

(塩澤 誠一郎) 土地・住宅

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■見出し

1――アップサイクルによるモノづくり
2――「すてる」と「つくる」をつなげる事業者の取り組み
3――アップサイクル5つの側面
4――アップサイクルとしてのまちづくり

■introduction

廃棄されたものを再資源化して、再製品化することがリサイクルであるが、同じリサイクルでも、元の状態より価値を高めて再製品化することをアップサイクルと言う。このアップサイクルによるモノづくりに取り組むクリエイターや企業が増え始めている。
こうした中、廃棄された物を素材にして、クリエイターに提供する事業者が現れている。言わば「すてる」と「つくる」をつなぐ機能である。これが新しいモノづくりへの挑戦を促していく。
アップサイクルが持つ側面は、モノづくりに限らない視点を提供してくれる。視点を広げれば、地域社会のまちづくりにもそのまま当てはまるのである。言わば地域社会のアップサイクルである。

社会研究部   都市政策調査室長・ジェロントロジー推進室兼任

塩澤 誠一郎(しおざわ せいいちろう)

研究領域:不動産

研究・専門分野
都市・地域計画、土地・住宅政策、文化施設開発

経歴

【職歴】
 1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
 2004年 ニッセイ基礎研究所
 2020年より現職
 ・技術士(建設部門、都市及び地方計画)

【加入団体等】
 ・我孫子市都市計画審議会委員
 ・日本建築学会
 ・日本都市計画学会

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