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3月発表の中国・アジア指標:中国では景気指標に陰りが見えるか、アジアではインド・インドネシア・韓国の物価に注目
2013年02月22日
(三尾 幸吉郎)
(高山 武士)
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中国経済は、昨年10-12月期の経済成長率が前年同期比7.9%増と2年ぶりに前四半期の伸びを上回るなど景気回復の動きがでてきた。但し、製造業PMIが好不調の境界となる50を少し超えたところで足踏みするなど回復の勢いには陰りもあり、3月に発表される景気指標は、全般的に回復の息切れを感じさせるものが多くなると予想する。また、消費者物価は再び上昇率が高まる可能性が高いだろう。
3月はインドの卸売物価指数(WPI)に注目したい。足もとでは1月のWPI上昇率が前年同月比+6.6%と7%を割る水準まで低下、2月もこの傾向が続くと見ている。そのため、金融緩和の余地をさぐる中央銀行は追加利下げに踏み切ると予想している。
また、インドネシアと韓国の物価も注目される。韓国はインフレ率が低水準で推移し、利下げ余地があることが再確認されるだろう。低インフレに加えて、ウォン高圧力が強くなるようであれば、利下げの可能性が高まると見ている。一方、インドネシアでは電気料金の引き上げや賃金の上昇によってインフレ率はやや高めになるだろう。ルピア安に見舞われている同国では、中央銀行がどれだけ将来の利上げに言及してくるのかが注目される。
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