中国の高齢者医療対策~上海市の社区における医療保険制度~

2012年03月30日

(片山 ゆき) 中国・アジア保険事情

■見出し

1――急速に進む高齢化
2――上海市における高齢者への医療対策
3――上海市の社区医療サービスの評価と課題

■introduction

中国における60歳以上の高齢者数は、2010年時点で1億7800万人と、全人口に占める割合は13.3%となっている。国務院は2015年までの第12次5ヵ年計画中に、60歳以上の高齢者人口の増加の第1波が訪れ、期間中は年間860万人のペースで増加、2015年末には60歳以上の高齢者人口は2億人を超え、総人口のおよそ16%が高齢者となると予測している。
中国では都市によって高齢化の進捗が異なるが、最初に人口の高齢化に突入した上海市では60歳以上の人口が331万人、常住人口に占める割合は14.4%となっている。加えて、上海市は2015年までの第12次5ヵ年計画中に60歳以上の人口が毎年およそ20万人の規模で増加すると推算しており、2015年には60歳以上の高齢者の数は常住人口のおよそ20%弱を占めるとされている。

保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき(かたやま ゆき)

研究領域:保険

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴

【職歴】
 2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
 (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
 ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
 (2019年度・2020年度・2023年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
 ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
 日本保険学会、社会政策学会、他
 博士(学術)

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