韓国の金融政策(11年9月)~インフレ問題の先延ばしは先行きのリスクに

2011年09月09日

(高山 武士) 欧州経済

■見出し

・金融政策の状況
・インフレの状況
・先行きのリスク

■introduction

韓国銀行(中央銀行)は9月8日に金融政策決定会合を開催し、政策金利である基準金利を3.25%で据え置くことを決定した。6月に政策金利を3.00%から3.25%に引き上げてから、3カ月連続で利上げを見送ったことになる。
中央銀行は、今回の利上げを見送った背景に、米国をはじめとした先進国の低迷による世界経済の成長鈍化があるとした。加えて、欧州の債務危機なども世界経済の先行きに対する懸念材料として挙げている。

経済研究部   主任研究員

高山 武士(たかやま たけし)

研究領域:経済

研究・専門分野
欧州経済、世界経済

経歴

【職歴】
 2002年 東京工業大学入学(理学部)
 2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
 2009年 日本経済研究センターへ派遣
 2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
 2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
 2014年 同、米国経済担当
 2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
 2020年 ニッセイ基礎研究所
 2023年より現職

【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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