インドネシア4-6月期GDP:前年同期比+6.5%~インフレ抑制に成功、高成長を実現

2011年08月08日

(高山 武士) 欧州経済

■見出し

・内需と外需、バランスのとれた成長
・通貨高というインフレ抑制策
・(補足)金融市場について

■introduction

インドネシア中央統計庁(BPS)は8月5日、4-6月期の国内総生産(GDP)を公表した。実質GDP成長率は前年同期比(原系列)で6.5%の増加となり1-3月期(前年同期比+6.5%)に引き続き順調に拡大を続けている。
インドネシアは、外需と内需でバランスの良い成長を実現している。内需については個人消費(前年同期比+4.6%)と投資(同+9.2%)を中心に成長を牽引しており、外需についても輸出が前年同期比+17.4%と高い伸びを見せ、成長率を押し上げている。

経済研究部   主任研究員

高山 武士(たかやま たけし)

研究領域:経済

研究・専門分野
欧州経済、世界経済

経歴

【職歴】
 2002年 東京工業大学入学(理学部)
 2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
 2009年 日本経済研究センターへ派遣
 2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
 2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
 2014年 同、米国経済担当
 2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
 2020年 ニッセイ基礎研究所
 2023年より現職

【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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