過去30年間の個人年金の加入動向

2011年06月24日

(中嶋 邦夫) 公的年金

個人年金の加入動向をみると、1980年代から90年代初頭は税制の影響等で増加したものの、90年代後半には金利低下の影響等で低迷し、2000年代には銀行窓口での販売開始で再び増加している。
ただ若い世代は、老後に不安があり加入意志も高い一方で加入率が低くなっている。公的年金の削減が予想される中で、公私年金を包括的に捉えた総合的な老後所得保障政策が期待される。

保険研究部   上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任

中嶋 邦夫(なかしま くにお)

研究領域:年金

研究・専門分野
公的年金財政、年金制度全般、家計貯蓄行動

経歴

【職歴】
 1995年 日本生命保険相互会社入社
 2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
 2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)

【社外委員等】
 ・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
 ・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
 ・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
 ・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)

【加入団体等】
 ・生活経済学会、日本財政学会、ほか
 ・博士(経済学)

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