円高の影響と企業経営

2011年03月25日

(上野 剛志)

(青山 正治)

2010年春以降の急速な円高による収益への影響は「マイナスの影響」が4割、「プラスの影響」が1割強とマイナス面が強い。15年前の円高ドル安局面と比べた実感も「今回の方が影響大」が有効回答の6割弱に達する。
企業の円高対応策は、コスト削減、為替予約の強化、生産の海外シフトと続き、政府に求める経済対策は「企業減税」が最多であった。この円高・デフレの構図にも、食糧、原油価格の高騰等々の環境変化の兆候があり、注視が必要である。

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート