包括的金融緩和下における年金資産の運用

2011年01月24日

(德島 勝幸) 公的年金

日本銀行による包括的な金融緩和政策の導入もあって、各資産クラスの期待収益率は低下せざるを得ない。
この環境が長期間継続するという前提に立つならば、基本ポートフォリオの組立て方を見直し、将来の給付を賄う国内債券と、リスクを取ってリターン向上を図るそれ以外の資産とを、意識して区分したアロケーションを行うべきである。
そして、運用の中核となる国内債券に関しては、従来の発想ではない新しい観点からの取組みが必要となる。

金融研究部   取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 兼 ESG推進室長

德島 勝幸(とくしま かつゆき)

研究領域:年金

研究・専門分野
債券・クレジット・ALM

経歴

【職歴】
 ・1986年 日本生命保険相互会社入社
 ・1991年 ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA
 ・2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社に出向
 ・2008年 ニッセイ基礎研究所へ
 ・2021年より現職

【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会検定会員
 ・日本ファイナンス学会
 ・証券経済学会
 ・日本金融学会
 ・日本経営財務研究学会

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)