景気の局面変化を迅速に捉える月次景況感指数作成の試み

2010年03月26日

(斎藤 太郎) 日本経済

月次で調査されている景況感調査の中で、景気に対する先行性が高い「景気ウォッチャー調査」と安定的な動きをする「ロイター短観」、「東洋経済エコノミスト景況感指数」を組み合わせることにより「月次景況感総合指数」を作成した。
同指数は景気の転換点を的確に捉えていることに加え、先行性も有している。また、指数の方向がいったん変化した場合にはそれが一定期間継続する傾向があり、安定性にも優れている。景気の局面変化を見極めるのに有用な指標といえるだろう。

経済研究部   経済調査部長

斎藤 太郎(さいとう たろう)

研究領域:経済

研究・専門分野
日本経済、雇用

経歴

・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職

・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員

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