政治経済学的なアプローチからみた年金財政の問題

2009年04月01日

(川崎 一泰)

年金財政の安定化のために、現在、最も政治的リスクが小さいのは財産収入(運用益)を引き上げることである。もちろん、積立金の適切な運用も重要だと考えるが、安定化のしわ寄せが財産収入に集中し、本質的な議論を避けることは非常に危険である。問題の本質である「負担と給付のあり方」(年金債務問題)を真正面から議論することを期待する。

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