07年7-9月期資金循環統計~貯蓄から投資の流れ足踏み

2007年12月17日

(矢嶋 康次) 金融市場・外国為替(通貨・相場)

■見出し

・個人金融資産残高(07年7-9月期末):貯蓄から投資の流れ足踏み
・フローの動き

■introduction

07年7-9月期末の個人金融資産残高は、4-6月期から20兆円減の1,536兆円となった(図表1)。
残高では、現金・預金が770兆円、保険・年金準備金が405兆円、株式・出資金が173兆円の順番で多い。
図表2のように貯蓄と投資に分けてみると、足元サブプライム問題の影響拡大や金商法の改正などが響き投信を中心にリスク性商品への流れが足踏み状態となっている。

総合政策研究部   常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任

矢嶋 康次(やじま やすひで)

研究領域:金融・為替

研究・専門分野
金融財政政策、日本経済 

経歴

・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員

第54回 エコノミスト賞(毎日新聞社主催)受賞 『非伝統的金融政策の経済分析』

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