サブプライム問題で揺れる欧州の金融市場

2007年10月26日

(伊藤 さゆり) 欧州経済

米国のサブプライム問題が、欧州を経由して世界に広がった背景には、ユーロ市場の存在感の高まりと、欧州の金融機関が、収益力の向上のために、市場調達比率の引き上げや証券化、LBOローンなどに積極的に取り組むようになっていたことがある。
サブプライム問題は、金融管理・監督体制の再考と、深化・拡大の流れが続く統合市場での金融再編を促すことになろう。

経済研究部   常務理事

伊藤 さゆり(いとう さゆり)

研究領域:経済

研究・専門分野
欧州の政策、国際経済・金融

経歴

・ 1987年 日本興業銀行入行
・ 2001年 ニッセイ基礎研究所入社
・ 2023年7月から現職

・ 2011~2012年度 二松学舎大学非常勤講師
・ 2011~2013年度 獨協大学非常勤講師
・ 2015年度~ 早稲田大学商学学術院非常勤講師
・ 2017年度~ 日本EU学会理事
・ 2017年度~ 日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
・ 2020~2022年度 日本国際フォーラム「米中覇権競争とインド太平洋地経学」、
           「欧州政策パネル」メンバー
・ 2022年度~ Discuss Japan編集委員
・ 2023年11月~ ジェトロ情報媒体に対する外部評価委員会委員
・ 2023年11月~ 経済産業省 産業構造審議会 経済産業政策新機軸部会 委員

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