4月展望レポート(4/27)~緩やかな物価上昇シナリオ

2007年04月27日

(矢嶋 康次) 金融市場・外国為替(通貨・相場)

■見出し

・展望レポートの評価と当面の金融政策見通し:展望レポートの評価
・前回06年10月展望レポートとの比較

■introduction

・展望レポートの評価
-トーン変更点(1):米国経済減速、円安・資産高騰などへのリスクウェート
-トーン変更点(2):政策運営で「変化」→「改善の度合い」
-物価安定の理解:変わらず

4月27日公表の展望レポートは、景気・物価情勢の見通しについて概ね前回10月展望レポートの延長線上の見方が示された。すなわち先行きについては、息の長い拡大を続け、物価も前年比のプラス幅は次第に拡大との見方である(図表1参照)。

総合政策研究部   常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任

矢嶋 康次(やじま やすひで)

研究領域:金融・為替

研究・専門分野
金融財政政策、日本経済 

経歴

・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員

第54回 エコノミスト賞(毎日新聞社主催)受賞 『非伝統的金融政策の経済分析』

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