株価評価の妥当性は高められるか?

2007年04月25日

(高岡 和佳子) リスク管理

市場で形成される株価とは必ずしも一致しない、株式のファンダメンタル・バリューを評価する手法には、配当割引モデルを始め、種々のモデルが存在する。しかし、これらモデル間に本質的な相違はなく、共通して評価額の妥当性が、将来の見積もりに大きく左右されるという問題を抱える。
当レポートでは、この将来の値をいかに見積もるかに着目し、残余利益の時系列の動きを表現する線形情報モデルを紹介する。
線形情報モデルは、将来の残余利益を全て、今期の確定情報のみで説明できることに加え、将来の利益に影響を与える情報を実証的に取捨・選別できるメリットも併せ持っているものと考えられる。

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート