ワシントンG7:前回G7から大きな変化なし

2007年04月16日

(矢嶋 康次) 金融市場・外国為替(通貨・相場)

■見出し

・円安言及なし、中国・元へのトーンも変更なし
・米国経済:足元減速ながらも堅調はかわらず

■introduction

4月13日、ワシントンで7カ国財務省・中央銀行総裁会議(G7)が開催された。今回の注目は、(1)2月末からの世界同時株安、(2)米国経済のへの先行き不安が市場で高まる、(3)円安、ユーロ高の流れに対して、G7でどのような見方・対応がとられるかであった。
声明文では、世界経済は力強く拡大しており、景気は堅調だと強調する一方、為替に関する表記や一方向に片寄るリスクへの警戒などは前回2月と同様で、全体としては大きな変化はなかった。

総合政策研究部   常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任

矢嶋 康次(やじま やすひで)

研究領域:金融・為替

研究・専門分野
金融財政政策、日本経済 

経歴

・ 1992年 :日本生命保険相互会社
・ 1995年 :ニッセイ基礎研究所へ
・ 2021年から現職
・ 早稲田大学・政治経済学部(2004年度~2006年度・2008年度)、上智大学・経済学部(2006年度~2014年度)非常勤講師を兼務
・ 2015年 参議院予算委員会調査室 客員調査員

第54回 エコノミスト賞(毎日新聞社主催)受賞 『非伝統的金融政策の経済分析』

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート