1-3月期GDPは前期比1.0%(年率3.9%)を予測~内・外需ともに堅調

2004年08月02日

(斎藤 太郎) 日本経済

<2004年4-6月期GDP予測>

  1. 8/13に内閣府から公表される2004年4-6月期の実質GDP成長率は、前期比1.1%(前期比年率4.5%)と9四半期連続のプラス成長になったと推計される。
  2. 1-3月期からは減速するが、外需の下支えが続く中、民間消費、設備投資が引き続き好調で、昨年末頃から明確化している景気の強さが再確認されることになろう。
  3. ただし、1-3月期、4-6月期の民間消費の伸びは過大推計されている可能性があることには注意が必要である。
  4. 名目GDP成長率は、前期比0.4%(年率1.5%)と5四半期連続でプラスとなるが、実質の伸びを大きく下回るだろう。GDPデフレーターは前年比▲2.5%(1-3月期は▲2.6%)と予測する。

経済研究部   経済調査部長

斎藤 太郎(さいとう たろう)

研究領域:経済

研究・専門分野
日本経済、雇用

経歴

・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職

・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員

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