消えた家計の資金余剰

2004年05月25日

(櫨(はじ) 浩一)

(矢嶋 康次)

日銀の資金循環勘定によれば、2003年には統計開始以来初めて家計部門が資金不足に陥った。これは近年の貯蓄率の急低下によるが、貯蓄率の急低下は高齢化だけでは説明できない。高齢化以外の要因として、①高齢者世帯の貯蓄率低下、②現役世代の貯蓄率低下、③統計上の問題(貯蓄概念の定義)がある。

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