1-3月期GDPは前期比1.0%(年率3.9%)を予測~内・外需ともに堅調

2004年05月06日

(斎藤 太郎) 日本経済

<2004年1-3月期GDP予測>

  1. 5/18に内閣府から公表される2004年1-3月期の実質GDP成長率は、前期比1.0%(前期比年率3.9%)と5四半期連続のプラス成長になったと推計される。
  2. 民間消費、設備投資が10-12月期に続き堅調で、民間需要が5四半期連続の増加となった。好調な海外経済を背景として輸出の増加が続いたことから、外需も成長率を押し上げる方向に働いた。
  3. 名目成長率は、前期比0.4%(年率1.4%)と4四半期連続でプラスとなるが、実質の伸びを大きく下回るだろう。GDPデフレーターは前年比▲2.6%と予測する。
  4. この結果、2003年度の実質成長率は3.1%、名目成長率は0.6%と見込まれる。

経済研究部   経済調査部長

斎藤 太郎(さいとう たろう)

研究領域:経済

研究・専門分野
日本経済、雇用

経歴

・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職

・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員

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