10-12月期GDPは前期比0.1%を予測~民間消費が息切れ

2003年02月04日

(斎藤 太郎) 日本経済

<2002年10-12月期GDP予測>

  1. 2002年10-12月期の実質GDP成長率は、前期比0.1%(前期比年率0.5%)になったと推計される。
  2. 7-9月期までの高成長の主因となっていた民間消費の伸びがマイナスに転じたことなどから、民間需要が3四半期ぶりに減少したと見られる。7-9月期に減少した外需が再び増加し、内需の落ち込みを補う形となろう。
  3. 日本経済は4-6月期、7-9月期の年率3%程度の成長から、10-12月期にはほぼゼロ成長にまで落ち込んだ。景気は現在足踏み状態にあると考えられる。

経済研究部   経済調査部長

斎藤 太郎(さいとう たろう)

研究領域:経済

研究・専門分野
日本経済、雇用

経歴

・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職

・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員

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