GDP新推計に基づく月次GDP

2002年09月27日

(斎藤 太郎) 日本経済

<今週の焦点:GDP新推計に基づく月次GDP>

  1. 今月から、GDP速報(QE)新推計に基づく月次GDPの公表を開始する。
  2. 当研究所では、99年4月以降公表している月次GDPにおいて、需要面からみたGDP、供給面からみたGDP、両者を加重平均した二面等価GDPを作成してきた。今回、内閣府がGDP速報の推計方法を変更したことに伴い、需要側統計、供給側統計からの推計を統合することにより月次GDPを一本化することとした。
  3. 新たに、民間消費推計の内訳を公表する。具体的には、家計消費を帰属家賃部分とそれを除く部分とに分けて推計し、さらに帰属家賃を除く家計消費については需要側推計と供給側推計をそれぞれ公表する。

<7-9月期は2四半期連続のプラス成長を予測>

  • 7-9月期の実質GDP成長率は、前期比0.4%(年率1.8%)と2四半期連続のプラス成長になると予測する。

経済研究部   経済調査部長

斎藤 太郎(さいとう たろう)

研究領域:経済

研究・専門分野
日本経済、雇用

経歴

・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職

・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員

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