10-12月期GDPは前期比▲0.2%3四半期連続のマイナス成長

2002年02月22日

(斎藤 太郎) 日本経済

<2001年10-12月期GDP予測>

  1. 10-12月期の実質GDP成長率は、前期比▲0.2%(前期比年率▲0.8%)と3四半期連続のマイナス成長になったと推計される。
  2. 民間消費は3四半期ぶりに増加したが、これまで底固く推移していた設備投資が急速に落ち込んだため、民間需要が3四半期連続で減少した。
  3. 外需は、輸出の減少が続く中、輸入がほぼ横ばいとなったため、2四半期ぶりのマイナス寄与となった。

<2002年1-3月期GDP予測>

  • 1-3月期の実質GDP成長率は、前期比▲0.3%(前期比年率▲1.3%)と4四半期連続のマイナス成長になると予測する。

経済研究部   経済調査部長

斎藤 太郎(さいとう たろう)

研究領域:経済

研究・専門分野
日本経済、雇用

経歴

・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職

・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員

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