7-9月期GDPは前期比▲0.4%~2四半期連続のマイナス成長

2001年11月22日

(斎藤 太郎) 日本経済

<2001年7-9月期GDP予測>

  1. 7-9月期の実質GDP成長率は、前期比▲0.4%(前期比年率▲1.6%)と2四半期連続のマイナス成長になったと推計される。
  2. 設備投資が4-6月期に続き減少したほか、これまで底固かった民間消費が3四半期ぶりに減少したため、民間需要が3四半期連続で減少した。
  3. 外需は、輸出入ともに減少したが、海外経済の減速に伴う輸出の減少幅が上回ったため、5四半期連続でマイナス寄与となった。

<2001年10-12月期GDP予測>

  • 10-12月期の実質GDP成長率は、前期比▲0.5%(前期比年率▲2.0%)と3四半期連続のマイナス成長になると予測する。

経済研究部   経済調査部長

斎藤 太郎(さいとう たろう)

研究領域:経済

研究・専門分野
日本経済、雇用

経歴

・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職

・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員

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