社会福祉法人のグループ化-「リガーレ暮らしの架け橋」の挑戦

2015年01月15日

(山梨 恵子)

■要旨

平成24年8月、京都市北区に開設された「地域密着型総合ケアセンターきたおおじ」は、高齢者への切れ目ない支援を目指そうとする複数の社会福祉法人がグループで運営する協働事業の場である。

「きたおおじ」には、地域包括ケアの実現を目指した様々な支援機能が集められているだけでなく、グループを構成するそれぞれの法人の組織風土の改善、人材育成、ケアの質の向上を図るための様々な仕掛けと、社会福祉法人が今後積極的にサービスの地域展開を図っていくためのノウハウが蓄積されている。

社会福祉法人のグループ化という全国に先駆けての取り組みは、組織づくり、人材確保・育成、ケアの質等で悩みを持つ多くの介護事業者にとっても、今後の貴重な経営モデルとなるに違いない。

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