中国経済:14年8月の製造業PMI~51.1%と6ヵ月ぶりに悪化

2014年09月01日

(三尾 幸吉郎)

○ 8月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済)は51.1%と前月と比べて0.6%ポイント低下、2月の50.2%をボトムに改善してきたPMIは6ヵ月ぶりに悪化に転じた。

○ 一方、生産経営活動予想指数は57.9%と大幅に改善した。住宅市場の変調などを背景に最近の予想指数は冴えない動きだったが、7月に続き2ヵ月連続で改善、上向いてきている。

○ また、新規輸出受注指数は欧米の景気回復や元安(対米国ドル)を背景に改善傾向にあったが、最近の経済制裁の強化や元高が新たな懸念材料として浮上、次回の発表が注目される。

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