中国経済:7/1発表の製造業PMI~新規受注改善を主因に4ヵ月連続で上昇

2014年07月01日

(三尾 幸吉郎)

○ 6月の製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済)は51.0%と前月と比べて0.2%ポイント上昇、2月を底に4ヵ月連続で改善、景気回復が続いていることを示す結果となった。

○ 今回改善した主因は新規受注で、昨年夏場に経済成長率が7%後半に上昇した時の水準まで回復、新規受注増は生産増にも結びつき易いだけに、景気下ぶれ懸念を和らげる好材料となった。

○ 但し、生産経営活動予想指数(今後3ヵ月以内の生産経営活動に対する楽観度を示す)は3ヵ月連続で大幅悪化しており、先行きに対する楽観度には陰りが見られる。

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